旅の声たち
ああ、ここは知らないところだな、と後ろを振り返らない限り知っていることがほぼない(あったとしてもチェーン店の看板くらい)場所に行ってずんずん前に進んでいくと、「ああ、これが自分のストレス発散のとても大切なことなんだ」と再確認をした。充実した毎日だからこそ、こういう時ばかりは寂しさが少し纏っているくらいがちょうど良いのかもしれない。 週末に鹿児島熊本博多小倉と車で旅をした。鹿児島は桜島の存在感がとてもすごくて、しかし住んでいる人たちの日常の情景として馴染んでいるのだろうから、初めて行った自分としてはとても不思議な感じだった。これは静岡で富士山を観た時と同じ感覚で、山岳信仰に少し興味が湧いた。この街に自分が住む趣味レーションをしてみたときに、きっとすごく救われるだろうし、喜怒哀楽をぶつけるのだろうなーっと思った。 その桜島の恩恵を受け、街の銭湯は全て温泉だった。ものぐさと先の予定を決めるのが苦手なことが作用して、その日の宿は当日に決めることが多いのだけど、九州はとても宿が高くて(大学生の春休みや受験シーズンが重なったこともあるだろうけど)、結局全日程車中泊にした。 車中泊はとても好きなのだけど、その場合、風呂事情がとても重要である。鹿児島は例によって街に銭湯が多いし、どこも温泉なので気分が良かった。 街はとても人が多くて栄えていた。歓楽街のど真ん中にライムライトという喫茶店を見つけて、そこはどうやら深夜まで営業をしているらしく、このお店も住んでいる街にあれば良いなぁと思った。(コーヒーとても美味しかった。)













