「帰り道」
十三大橋を、夕陽が綺麗だった。叫んだところで、車の走る音にかき消される。愚痴ったところで、後悔したところで、なにも始まらない。
「何かを忘れる」
忘れて、思い出して、思い出して、悔やんで、悔やんで、後悔して、悔やんで、悔やみ続ける。
「音」
光が届く部屋で、生活音がしている。一人、また、一人と家から出かけて行く。仕事へ、学校へ、何かしらの用事で出かけて行く。家の中は、さっきまで、テレビの音やら、食事をしていた音、ドライヤーやら、階段を廊下を歩く音が、犬も慌ただしくうろちょろしている。
誰もいなくなった家で、テレビを消して、カーテンを開けて、日光を体に浴びる。
このひとときが心地いい。犬が毛布の隙間から顔を出して、こっちを見ている。同じ気持ちなのかな。













