“蔵焼けて 障るものなき 月見哉 (Since my house burned down I now own a better view of the rising moon)”
— Mizuta Masahide, 17th Century Japanese Poet & Samurai
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“蔵焼けて 障るものなき 月見哉 (Since my house burned down I now own a better view of the rising moon)”
— Mizuta Masahide, 17th Century Japanese Poet & Samurai
ふりっくたんか
Flick Tanka
—RIVER OF STARS, yosano akiko (trans. sam hamill and keiko matsui gibson)
“The Tamagawa River in Ide” (井出の玉川図): A hanging scroll by the Kyoto artist Miyawaki Yūkei (宮脇有景) (dates unknown, active late Edo period) depicting the poet Fujiwara Shunzei (藤原俊成) (1114-1204), with Shunzei’s poem inscribed above with calligraphy by the nativist scholar Motoori Norinaga (本居宣長) (1730-1801):
Halting my horse I water him again Where the dew of the yamabuki Mingles with the river- The Jewel River of Ide
From the collection of the Motoori Norinaga Commemorative Museum (本居宣長記念館) in Matsusaka, Mie Prefecture (image from the museum’s official website)
MUSHITOBER Day 5: Branches
Tanka explanation below:
さらに読む
“writing poetry on the back of dried leaves”
— Yosa Buson
Walk
水の音
ちゃぷん という音を思い出したのは
水のなかに落っこちて じたばたもがき 顔を出して
なんとか岸に上がり しばらくして また水に入り
泳げるようになって 潜れるようになり
遊べるようになり 遊ぶこともしなくなって
町のなかで ぼんやり水のことを考えている時でした
その音は ほんとうにその音だったのか
それとも そのような音だったのかはわかりませんが
耳のおくに水が残っているのか わたしが水を思い浮かべるたび
遠くから ちゃぷん ちゃぷん とひびいてくるのです
わたしは岸辺に立っています
少年がひとり おそるおそる水へ泳ぎ出します
たぶん二度めの ちゃぷん でしょう
これから聞こえてくる その音
耳をとんとんして じょうずに水を抜きましょう
とは 言わない方がいいかもしれません
なぜって それが聞こえてくると
わたしは生まれたような気分になるからです
“わがまへに 海よこたはり 日に光る この倦みし胸 何にをののく”
— 「海の声」若山牧水
「ジャアジャア麺お待ちの方は」を聴く度に驚いてしまうドーナツショップ
学生時代も社会人の頃も人妻になってもミスドにお世話になってる。多分おばあさんになってもミスドファン(新作コラボドーナツに朝から並ぶようなおばあさん)。だけど私がミスドでジャアジャア麺をオーダーする日は永遠に来ない気がする。
今日もドーナツ二つ、コーヒー二杯。
-A book in the sky-
"KALEIDOSCOPE selected Tanka of Shuji Terayama"
「あたしもよく、せつなくて自分を相手に、身上話をしたものなのよ。でも、違うんだわ。ああいうことがあった、こういうことが起った、ということではないの。話せば話すほど、大事なことが消えていくの」
「我身に不幸が起ると、人の話がしみじみ聞けるというのは、あれはたしかに違うな。自分の話も聞けなくなるもの。話すほど、うすくなっていくものが、あれが、ほんとうに自分に起ったことなんだろうな。しまいに、幽霊みたいな、身上が今にのこるだろう。それでご飯を喰ったり、こうして抱きあったり……」
古井由吉『仮往生伝試文』
“地下鉄の地上出口が好きだ。とりわけ、いままで一度も出たことのない出口へ、階段を上がっていくときは、興奮する。 そこには、切り取られた街が待っている、はずだからである。 いつも歩く街は、連続して見え、街がズッとつながっているからこそ、安じて歩ける。地下鉄の出口を上りきったときに見える街は、違う。何の脈絡もなしに、眼の前に、’‘拡大された部分’'が立ち現われる。 いつか歩いたことがあるはずなのに、その瞬間、それはまるで新しい街である。”
— 枝川公一「点から点へーー地下鉄の駅をめぐる」『街は不思議である。』PHP研究所 (via drhaniwa)
“ 夜、お好み焼きを作る。出来上がったそれをゴミ箱に捨てない理由。それがおれが死なない理由の比喩だ。おれはなんとなくそう思う。人が自死してはならない理由があるとすれば。あるいは人が人を殺してはいけない理由があるとすれば。いや、理由じゃないんだ。比喩だ。食おうと思って作ったラーメンをわざと台所にぶちまけない。比喩だ。”
—
それがおれが死なない理由の比喩 - 関内関外日記 (via ginzuna)
あらゆる存在の肯定である
(via tamejirou)
屋根の下で眠り三食を食べ好きな仕事をして誰にも暴力を振るわれない。そんな暮らしを嘘だとどこかで思っている。今までの人生でもらった合格通知や採用通知はみんな嘘だったんだと思っている。取り交わしてきた契約書は私の知らないところで私にわからない理由で破棄されたのだと思っている。明日出勤したらセキュリティにつまみ出されるのだと思っている。帰宅したら鍵が使えず別の人が住んでいるんだと思っている。友人たちに私の記憶はなく、あらゆるサービスにログインできず、区役所には戸籍がない。それがほんとうなのだと、どこかで思っている。