Stan Getz "Stan Getz Plays" 大きな節目の500枚目。スタン・ゲッツの場合、名盤はこれと言うのは難しいですが、前期上り調子の最も勢いある時期のいわゆるクール・ジャズの代表作の1枚と言えるのが本作。 アルバムの紹介で「リコーダーのようにスムースなゲッツのテナー。これを才能と呼ばずして何と呼ぶ」と記載されている通りのゲッツらしい「クール・テナー」の神髄を味わえる作品です。 1952年12月12日New York City録音 (A1 to B2) 、1952年12月29日New York City録音 (B3 to B6) 、クール・ジャズって結構古いんですよね。 #VerveRecords レーベル、あえてフランス盤をチョイス、(2304 387 MONO)。Verveが誇る高音質録音A panoramic true HI-FI recording / Supervised by Norman Granz。 クールとは言われていますが、意外とウォームなのが私のゲッツ評です。当時はビ・バップとの比較でクールと表現されていたのでしょう。 Shure M44-7で、そのクールさを体感してみるのが良いのですが、若干チープです。 Grado MC+ MONOはさらにクールでシャープ、とても素直に再生してくれますので、好印象です。 スタン・ゲッツは、当時のジャズ界ではセンセーショナルだったブラジル音楽ボサ・ノヴァのジャズ・ミュージシャンだと認識されている方が日本には特に多いと。 しかし、戦後間もない頃からジャズに親しんでいたベテラン・ファンは、「クール・テナーの巨人」こそがゲッツの本当の姿。1940年代末に白人流ビ・バップとして一時代を築いたクール・ジャズの雄が、スタン・ゲッツです。 クール・ジャズは、アルトのチャーリー・パーカーによる「コード進行に基づく即興演奏」というビ・バップと発想は同じ。しかし、聴いた印象が全く違い、パーカーたち黒人ジャズマンの熱気に満ちた演奏に比べ、白人ミュージシャン特有の清涼感みたいなものがクールに聴こえると。 もう少し具体的に言えば、黒人流ビ・バップは音が激しく跳躍し刺激的、楽器の音色も強くて明快。 一方クール・ジャズは音符の移行がスムースで滑らか、楽器の音色は柔和で優しい。 ゲッツの音色は、極めて柔らかくて滑らか、即興演奏を感じさせない緊張感の感じない純粋に美しいトーンは「ザ・サウンド」と称せられています。 #StanGetz (ts) #DukeJordan (p) #BillCrow (b) #FrankIsola (ds) #JimmyRaney (g) Cover Photography By - #PhilStern Supervised By, Liner Notes - #NormanGranz 村上春樹氏の著書「ポートレイト・イン・ジャズ」では… 「~僕はこれまでにいろんな小説に夢中になり、いろんなジャズにのめりこんだ。でも僕にとっては最終的にはスコット・フィッツジェラルドこそが小説(the Nobel)であり、スタン・ゲッツこそがジャズ(the Jazz)であった~」と。 ゲッツのアイドルはあの天才アルト奏者チャーリー・パーカーにも影響を与えた「プレス」こと黒人テナー・サックス奏者のレスター・ヤング。時代的にはビ・バップ以前のスイング期ですが、彼の繊細で微妙なリズムへの乗り方やフレージングはパーカーへ、そしてソフトなテナーの音色はゲッツへと。ホット系の代表パーカーと、クール・ジャズのゲッツの双方のルーツが同じだったとは。 #jazz #fuzey #vinyl #jazzvinyl #vinylcollection #ジャズ #スイングジャーナル #レコード #ビニールレコード *作品を知るとジャズはもっと輝きます。情報くださる先輩諸氏に感謝。 https://www.instagram.com/p/CiCN-Z0uolo/?igshid=NGJjMDIxMWI=













