問題を知ることにより、問題解決につながる不変量を明らかにできる 実際、このような力があるとすれば、最大効果を発揮する転換点とは、屋外から屋内への通過途上で数多くの感覚的な質が変化するような場所ではないかと推論できる。つまり、眺望の変化、足下の路面仕上げの変化、光の変化、音の変化、高さやレベルの変化、段差、香りの変化(上から下がるジャスミンの花)…などのある場所であろう。 これを、問題の表明によって構築された推論の成果だと認め、それを念頭において他のいくつかの入り口を観察すれば、効果的な入り口とそうでない入り口を見分ける能力がさらに鋭敏になるのである。 問題とそこに作用する力についての表明が、力の平衡に責を負うパタン自体の強化に役立つのである。 この観察プロセスは、問題から回答へとか、解答から問題へ…といった具合に直線的には進行しない。それは包括的なプロセスであり、問題を努めて全方向から見つめつつ、状況と問題と解答を変わらず結び付けている強固で信頼度の高い一つの不変量を確認するプロセスである。
『時を超えた建設の道』(Christopher Alexander著、平田翰那訳、鹿島出版会, 1993, ISBN 978-4306043060)p.209 門 14. 共有できるパタン
















