狂喜乱舞のフロアを作りあげたa crowd of rebellion
トリ前を務めたのは、昨年もTREASURE05Xのダイアモンドホールに出演したa crowd of rebellion。小林亮輔(ボーカル・ギター)の妖艶なハイトーンボイスと、宮田大作(ボーカル)のデスヴォイスのダブルボーカルが最大の特徴。去年のステージも狂騒的という表現がぴったりなフロアを作りあげたが、昨年以上の光景が今年も広がった。
今年メジャーレーベルからリリースした1stフルアルバム「Xanthium」のオープニングナンバー「M1917」で口火を切ると、フロアは地獄絵図のような盛り上がりをみせる。ゴリゴリのメタルコアサウンドと宮田のデスヴォイスが鳴り響くパートから、小林のハイトーンボイスによる美しいメロディーに変わる展開はまるでジェットコースターのよう。曲の中盤ではフロアにぎっしり詰まった観客を全員座らせて、「3.2.1」のカウントで一斉にジャンプさせた光景は圧巻だった。MCのブレイクタイムになると「照明さん、恥ずかしいから暗くして~。皆、宝物は見つけれてましゅか? 海賊王に俺はなる!」と宮田が可愛らいい発言をして会場を沸かす。
4曲目に披露された「She’ll Never Forgive To Be Insulted.」はメタリックなリフのヘビーな楽曲だが、そこでも光るのは小林のハイトーンボイス。どれだけ重いサウンドでも自分の歌を歌える強さは、a crowd of rebellionがただ激しい楽曲をプレイするだけではないことを証明している。小林の歌うメロディーには、どこか日本のわびさびのような美しさを感じるほどだ。終盤のMCで宮田が「今年も出演できたけどこんな所で満足しないから、俺たちが目指すのはラグーナビーチだけ。今日出演してたバンドが全員ラグーナに出たらすごい光景になるよな。そんな日が来ることを願ってるから、お前らもバンドを応援してくれたら嬉しい」と口にしていたが、今日出ていたバンドは自分たちだけでなく、出演者全員のことを口々に話しているのが印象的だった。個ではなく横の繋がりが強いシーンだからこそ、お客さんも彼らのことを応援したくなるのだろう。最後の「The Crow」では宮田がステージを飛び出してフロアの上で絶叫する壮絶なラストを迎え、渾身のステージを終えた。今日の出演者から来年ラグーナビーチへ行くバンドがいることを楽しみに待とう。
<SET LIST> 1.M1917 2.This World Is Unreasonable. 3.Black Philosophy Bomb 4.She’ll Never Forgive To Be Insulted. 5.The Crow
(text:菊池嘉人 photo:古川喜隆)



















