司会 山田さんは、日本は少子化対策に失敗した、と主張されています。どうして日本は失敗したのでしょうか。 山田 欧米の状況を前提としたのが失敗の原因の一つです。南欧を除く欧米では若者の一人暮らしが原則なのですが、二人で暮らしたほうが経済的には得です。だから若者の就労支援や出産支援をすれば、どんどん同棲して、子どもを産んでくれる。 でも日本は、一人暮らしではないので少子化が改善しません。親と同居していると収入が低い男性と結婚して新しい生活を始める理由が女性にはない。収入が高い男性には限りがあり、結婚できなくなる女性が増えます。もう一つ、アジアで共通のことですが、恋愛をあまり重視しない。夫婦の愛情をあまり信じていない、お金のほうを信じているわけです。 たぶん、日本やアジアの国は親子の愛情は信じるけど、夫婦の愛情は信じない。眞子さまの結婚報道で、二人がどれほど愛し合っているのかは、あまり報道されていない。それよりも生活していけるのかとか、ふさわしい相手かだとか、ばかりでした。つまり夫婦というのは経済や家柄の結婚であって、愛情なんてどうでもいいと思っている人が多いという証しです。 さらに、日本ではカップルの恋愛を重視しない人がどんどん増えています。では、どこで(欲求を)満たすかというとキャバクラや売春で独身男性は満足できてしまうのです。
山田昌弘×藍佩嘉(2)恋愛:結婚をめぐる若者の価値観の違い | nippon.com (via bushdog)














