連続読書会「『平和に生きる』を考える文学」へのお誘いなど
鹿児島市の郊外の小学校に通っていた頃、祖父に連れられて熊本に行ったことがあります。熊本城と水前寺公園を見て回るだけの日帰りの旅でしたが、特急有明での道中を含め、思い出深い旅行です。小さな子どもには、城の石垣がそびえ立つさまがとくに印象的でした。それだけに十年前の地震で石垣が大きく崩れたのには衝撃を受けました。7月28日の夕方、宇城市と氷川町のあいだを震源に起きた大地震の揺れの激しさを最初に印象づけたのも、熊本城の石垣がざざっと崩れ落ちる様子を映し出したニュースの映像でした。 今回の最大震度7を記録した地震では、すでに38名の命が失われたと聞きます。人的な被害のあまりの大きさに言葉を失います。また、断水が続くなかで過ごさなければならない人々や、生体を保つ基本的な営みすらままならない避難生活を余儀なくされている人々のことを思うと胸が痛みます。猛暑がさらに勢いを増すなかで行方不明者の捜索や、…
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