Anthropomorphic statuette with phallic head, Olmec Culture, Mexico, 900–600 BC. Ceramic, H. 13.5 cm, W. 18.2 cm. Part of the Barbier Mueller Collection (Geneva) until 2013, Inv. 501–22, auctioned at Sotheby’s in 2013.

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Anthropomorphic statuette with phallic head, Olmec Culture, Mexico, 900–600 BC. Ceramic, H. 13.5 cm, W. 18.2 cm. Part of the Barbier Mueller Collection (Geneva) until 2013, Inv. 501–22, auctioned at Sotheby’s in 2013.
エドワード・ゴーリーとルネ・マグリット–––先端装飾と西洋剣玉、及び『蒼い時』のファロスに関する補足 ⑹
Edward Gorey and René Magritte–––Finial and Bilboquet (Cup and Ball), and Supplement on the Phallus in “L’Heure bleue” ⑹
最後に、この (女性の) 籐椅子のそれに匹敵する高さの (男性の) 背凭れの最高位は、恐らく<猫の居る寛ぎの読書空間>(99) のそれではないかと思います。もともと縦長の画枠だったからか/縦長の構図にしたかったからなのかは分かりませんが、背後の本棚も一基単独で異様に屹立し過ぎで、しかも、天辺の刳板装飾の中央部は、よく見受けられる “団栗”(76) 形のフィニアル=先端装飾になっています。そしてこの “団栗”を平たく潰すと、紳士が両脚を投げ出して載せている足載せ椅子 (オットマン “Ottoman”) になるわけで、つまりこの絵には、三つのファロスが描き込まれていることになります。
(99)
最後の最後に、“おまけ” のファロスとして、ゴーリーの仕事机の上 (手前の左端) に見つけたレトロなタイプの木製洗濯挟み(100) を挙げておきます。
(100)
これは彼の作品では、本稿の初めの方で掲げた–––– “T・S・エリオット著『キャッツ:ポッサムおじさんの実用猫百科』(小山太一訳, 河出書房新社, 2015) の––––「マンゴージェリーとランベルティーザー」が洗濯物の干し紐の上で綱渡りをしている挿画(9) の中で、干し紐に洗濯物を止めるのに使われていた物であります。
(9)
ゴーリーが何故これを一個だけ机上に置いていたのか……何かの道具として (ならば何にどう) 使っていたのか、或いは例の「何かの形に見える/溜め込 (“pack rat/hoard/accumulating”)」(100)-1 まれたグッズの一つなのか、この一個以外に複数有るのか……等々何の情報も無いので分かりません。
ただ、私のいつもの形体類似連想によれば、これこそまさにゴーリーの謎のキャラクター<黒い人形 (“Black Doll”)>(100)-2 の発想元/源ではないかと推測します。
(100)-2
両方共、丸い頭に胴体と二本の脚だけで両手は無く、顔–目/鼻/口–耳/髪もありません。実際、机上のそれによく似た商品の説明文でも “Dolly Clothes Pegs/dolls clothespin/doll pins”と言っており、更に工作例として、これをボディにして造った人形の写真(100)-5 まで掲げています。
(100)-5
この人形は期せずして女の子を表し、その “挟み” の部位は<黒い人形>同様、“脚” に見立てられていますが、私がそこに見立てるのは勿論、女性器としての “割れ目” です。
つまり、これはまさに棒の一端がファロス/ペニス/「亀頭」で、反対端が「ヴァルヴァ (陰門/外陰部 “Vulva”)」になっている “両性具有の呪物/物神的オブジェ (フェティッシュ/アミュレット/タリスマン/チャーム)” に他ならないということです。
そしてこのようなオブジェは、古代ローマの辺境属州各地で数多く作られ (100)-6、更に遡っては先史時代にも、数多く見られるのであります(100)-7。
(100)-6
以上、エドワード・ゴーリーの「先端装飾 (“Finial”=フィニアル)」も、ルネ・マグリットの「西洋剣玉 (“Bilboquet”=ビルボケ)」も、共に疑問の余地なく「ファロス (“Phallós/Phallic Symbol”)」だったということです。■
2026年6月29日(6/29/2026 沖縄の今年の梅雨明けの日に)
註
(99) via [https://fineartamerica.com/shop/framed+prints/edward+gorey]。
同じくらいの高さ/大きさ/ 膨らみの (男性の) 背凭れは他にも、(太平洋戦争中はB-29の機銃手で、ダンテ『神曲』の英訳でも知られる) ジョン・チアルディの物語詩『救われることから自らを救った王』の表紙絵に描かれた玉座(99)-1や、ゴーリー自作の《考え巡らすアカサタナ》シリーズの『殺人事件簿』中の「ア」=<アラ大変‼︎~と舞い来たる>(99)-2 や、ウォルター・デ・ラ・メアの短編小説『クルー』の挿絵<クルー駅一等客車待合室の「ハイバックチェア」に座るブレイク氏>(99)-3 があります。
(99)-1
(99)-2
(99)-3
これらに共通するのは、(『主祷文』冒頭の)「天にまします我らが父」 たる神から授けられた王権(99)-1 を頂点とする男性的父 (/夫) 権(99)-2 -的なるもの(99)-3 に依拠し、それに庇われ護られ抱かれ包み込まれ掩われているという安堵や落ち着きを象徴していることです。
(99)-1 via [https://www.jcf.org/post/the-king-who-saved-himself-from-being-saved]。
このゴシック風の背凭れの三つの尖/先–端装飾や、傍らの雫形の葉っぱを飛び散らしている植木鉢を柱頭に戴くバロック・ロココ風の捻り柱 =「ソロモンの柱 “Solomonic Column”」もまたファロスに他なりません。
(99)-2 via [https://www.themarginalian.org/2012/09/12/edward-gorey-thoughtful-alphabets-pomegranate/]。
メイドから急報を受ける御 “主” 人様の方は高背凭椅子に座っているのに対して、“奥” 様の方は長/寝椅子に座っています。
(99)-3 ウォルター・デ・ラ・メア著, 和爾桃子訳『アーモンドの木』白水社 {白水Uブックス 241}, 2022 {ゴーリ挿絵原書は1965}, p.210 (「ハイ…チェア」は p.208 の訳語を引用)。
(100) via [https://www.youtube.com/watch?v=fSiImfSD258]-5:57。
(100)-1 via [https://austinkleon.com/tag/edward-gorey/]←[https://kobayashimasahide.tumblr.com/post/771428442644332544/happy-new-year-january-1-2025#notes]-註(4), (10), (13), (14)。
(100)-2 via [http://goreyana.blogspot.com/2009/06/black-doll.html]。
因みに、この洗濯挟みは、この<黒い人形>の他に 1968年の “The Other Statue (もう一つの立像)” の表紙絵(100)-3 に描かれた両端の “門柱” にも––––尤も下半に挟み (脚) が無いことや、ヒビ割れが入っていることや、何よりも肩から片枝 (腕) が出て真ん中で「秘密/不思議/神秘/謎 (“THE SECRETS”)」という文字の “Overhead Gate Arch” を共作している点が異なっていますが––––その上半がよく似ています。
(100)-3
加えて興味深いのは、この “門柱” から枝が出ている点が、あのマグリット1926年の<迷える騎手>(53),(69),(70) や翌1927年の<秘密の競技者>(66)’ に描かれた枝が生え出た “マグリットの「剣玉」” ––––の、その “最も可能性ある発想源” と私が考える 「キーユ (“Quille”)」=九柱戯ピンの、そのまた “素朴な祖型を示すと思われる1800年代の手彫りのピン”(65) ––––に極めてよく似ていることであります。
(53)
(69)
(70)
(66)’
(65)
似た物ということでは、もう一つ、1981年-初版(100)-4 / 2015年-リング綴じ版(100)-4’ の「仕掛け絵本」である “Le Mélange Funeste (忌まわしき寄せ混ぜ)” の表紙絵があります。
(100)-4
(100)-4’
こちらの方は、先ず腰の括れから下が、形容詞の “FUNESTE (忌まわしい/不吉な)” を活字体で刻む石のような質感の “石碑/角柱” で、その上に、首の所で窄められた袋のような形/質感の上体が載り––––その丸みを帯びた太鼓腹には “MÉLANGE (混合物)” という名詞(100)-4’’ が手書きされており––––更にその皿形の首襟の上に、活字体の定冠詞 “Le” を担う真球の頭が載せられているわけです。
そして面白いことに、この「キマイラ/キメラ (“Chimaira/Chimera”)」人形もまた、肩から枝状の腕と手を出し––––左腕の分かれ枝の先にはゴーリーの “Signature (署名)” 代わりの四角いカードを刺し––––ており、また、更に面白いことには、この皿形の首襟の上に真球の頭を載せている形が、あの “マグリットの「剣玉」” の先端にも一寸似ているのであります。
(100)-3 via [https://jp.mercari.com/item/m64449387647]。
(100)-4 via [https://www.biblio.com/book/melange-funeste-gorey-edward-1925-2000/d/1176446607]。
(100)-4’ via [http://leonocusto.blog66.fc2.com/blog-entry-3034.html]。
(100)-4’’ この名詞に関しては、“Collection” という言葉を忌避して別の称び方を使うことについての拙稿と、そのきっかけになった『アートネット ニュース』(artnet®news) 2018年12月14日の記事を御参照下さい ([https://kobayashimasahide.tumblr.com/post/181593924840/あけましておめでとうございます-平成三十一年元旦] の追記と、[https://news.artnet.com/art-world/barbara-aaron-levine-profile-1418971])。
(100)-5 via [https://www.amazon.com/Zubebe-Clothespins-Vintage-Fashioned-Clothesline/dp/B0BZGXH93X?th=1]。
(100)-6 via [https://edgarlowen.com/roman-art.shtml]-No.6877。
添えられた説明文によると–––– 「ローマ時代のエロティックな象牙の護符で 1~3 世紀頃のシリアかパレスチナ由来のもの。片方の端は先端が握り拳の腕の形、もう片方の端は亀頭の形に彫られていて、両者の中間には、吊り下げる紐のための穴が開けられている」––––というものです。
この左側の握り拳は、形が一寸不明瞭ですが、所謂「無花果の (実の) 手 “manus ficus”」––––「握った拳の…人差し指と中指の根本から覗かせる親指が…クリトリスを表している」([https://ja.wikipedia.org/wiki/フィグ・サイン]) ––––ことは、このサイトのヒスパニア (現スペイン) 由来の No.8717 や、他の例(100)-6’ からも明らかなのであります。
(100)-6’ via [https://en.wikipedia.org/wiki/Fascinus#]/[https://ja.wikipedia.org/wiki/ファルス_(性)#]。キャプションでガリア (現フランス) 由来のものとして三つ纏めて写されている写真から––––「フィグ・サイン…をした手と一緒になった/一番上のもの」––––をトリミングして、ここに掲げました。
アルベルト・アンジェラ著, 関口英子・佐瀬奈緒美訳『古代ローマ人の愛と性』(河出書房新社, 2014 {原書は2012}, p.232) によると––––「おもにローマ軍団兵のあいだでは、二つのシンボルを合わせたペンダントヘッドが流行していた。拳の人差し指と中指のあいだから親指の先を突き出した…手 …「マヌス・フィカ」…に、ファルスがつながっているものだ。……多くの研究者が指摘するように、熟れて割れの生じたイチジクの実が、女性器を連想させたのだろう。現代イタリアでも、イチジク <フィーカ> は女性器の俗称として用いられているが、これほど起源の古いものだったのだ」( < > 内はルビ)––––とのことです。
(100)-7 ジークフリート・ギーディオン著, 江上波夫・木村重信訳『永遠の現在–––美術の起源』(東京大学出版会, 1968 {原書は1962}) は、H・ブルイユ-❶ や J・ヴィントゥイス-❷ を引いて、このような両端に両性のシンボルを加工し具有した棒状の動物の牙や角や骨に関して、次のように述べています。
❶ ––––「ブルイユが述べているように…魚の尾は…女性の性器をあらわす…. ……/偉大な多産をあらわす男根としての魚は, 同時に両性的象徴で…尾は女陰をあらわすのである.」(p.230)。
……そして魚の尾は鎌状で……
❷ ––––「ヴィントゥイスの所説…『未開人にとってあらゆる直線は男根を意味し…また円形あるいは鎌状のものはすべて, 陰門を意味した. ……』(1928年, 12頁). ……/…この…証拠…に, 我々は穴あき棒…をあげよう.……/何の装飾もない穴あき棒の本来の形式が, オーリニャック期にポワソン岩陰 (ドルドーニュ) から出ている. ル・プラカール (シャラント) から出土し, 現在サン・ジェルマン・アン・レ博物館にある, もうひとつの穴あき棒は先がとがっている. 分岐した先端の両部分が, 非常に強調されていて, そのひとつには楕円形女陰が刻まれている.」–––– (p.227。(100)-7’ が p.163 所載の前者の図版=pl.100 で、(100)-7’’ が p.231 所載の後者の図版=pl.159 です)。
(100)-7’ キャプションは––––「ポワソン岩陰 (ドルドーニュ) 線刻画のないオーリニャックの穴あき棒.」––––。
(100)-7’’ キャプションは––––「ル・プラカール (シャラント) 穴あき棒. フォーク状の下端が著しく強調されている.」––––。
⚠️ NSFW CONTENT ⚠️
having fun getting pegged now?
(img source https://www.reddit.com/r/peggle/comments/14huy1c/my_pego_peggle_cudtom_level/)
WOODEN!!! we cant share this on this family blog!!!!
In the first dream, he found himself in a meadow with a stone-lined hole in the ground. Finding some stairs, he descended into it, and found himself in a chamber. Here there was a golden throne with what appeared to be a tree trunk of skin and flesh, with an eye on the top. He then heard his mother’s voice exclaim that this was the “man-eater.” He was unsure whether she meant that this figure actually devoured children or was identical with Christ. This profoundly affected his image of Christ. Years later, he realized that this figure was a penis and, later still, that it was in fact a ritual phallus, and that the setting was an underground temple. He came to see this dream as an initiation “in the secrets of the earth.”
Sonu Shamdasani, describing one of Carl Jung’s earliest recorded dreams.
me, waiting for october so i can rise from the ashes and post fics again:
Earlier this week I watched two people juggle six flaming baguettes together, and I’m still emotionally processing whatever that was.
“but now that I finished, the beauty of the dream vanished, and breathless horror and disgust filled my heart”